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2019.03.12 3月定例議会 1日目

 本日9:30より平成31年第1回定例議会が招集開催されました。本議会開催を前に、先週の議員協議会や昨日の協議会でも議員間で話し合われ、日程や時間等を尊守して会期を守る努力をするように決められました。その中でも日程においての目安の進捗目標を定めて、その中で進行していくようになりました。本日はその1日目という事で、各議員からの一般質問迄を終わらせる目標としました。


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 議事は、村長の所信表明が打たれそれに対しての質問からでした。その中では数名の議員から色々な分野においての質問がなされました。その中でも特に、「太陽光再生可能エネルギー事業」に関しての質問が大部分を占めていたかと思います。これは、先月に島内でこの事業に対して反対の署名が集められそれにも関する内容でありました。この署名を受けて私も熟慮を重ね、様々な角度から調査・研究をしてきましたので議会では発言はしませんでしたが私の考えを述べさせてもらいます。


 まず、この再生可能エネルギー事業に関して私は当初「反対」の立場でした。しかし、調べていくうちに考え方は変わり、今は推進するべきであると考えます。先日の住民説明会にも参加しましたが、平成31年度事業には調査費のみの計上でありましたが今後事業化していく考えであるとの事です。


 その中で、署名等で勘違い?する部分も大きいとも感じたので私の理解の範囲で解説すると・・・

〇財源がハッキリしていないのに無理してやる意味があるのか・・・?

 ・財源としてはあくまでも国や都の補助によるものが大きく、それを無くして一般財源(他を削ってまで)を充てて実施していくものでは無い。

〇他にもっとやらなければならない事業(焼却場等)があるのでは?

 ・他の事業(焼却場や汚泥処理場)とは補助率(かなり高い補助率)の上でも全く別の事業であり、国や都も積極的に推進している補助事業である。

〇そんなやる金(予算)があるならば別の事をやった方がいい!

 ・あくまでも「再生可能エネルギー事業」に対する補助であり 実施しないからと言って他にまわすという事にはならない。


 とは言えども村長や行政側の説明の中では私自身が幾つか疑問?に思う部分もマダマダあり(特に防災に関しての側面での効果や、想定)、引き続き準備・調査・研究をしていかなければならないと思います。また私の調査している中では、他の島(大島・新島・三宅島・八丈島・小笠原)でも実証実験を計画や実施をしているようですが、どこも住民の理解は薄いとの事でありました。それらも含めて、考えや経過を住民に丁寧に説明していく事が肝要であると思います。


 更に、この案件に関して「住民投票で問うべき!」との発言もありましたがこれに関しては私は全く反対の立場です。間接民主主義・議会制民主主義の元で私も含めて6名の議員が選出されている訳であり、その責任の範囲で判断するべきものであると考えます。この件に関しては直接住民の皆様にも影響が出てくる案件でもありますので引き続き経過を報告していきたいと思います。



 その後、行政側からの行政報告、各議員からの一般質問へと進行していきましたが私の質問の所で時間切れで散会となりました。明日は朝いちばんで私の一般質問からとなります。また明日に詳細を報告させて頂きます!宜しくお願い致します!!

コメント

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議会初日お疲れ様です。
再生可能エネルギー事業に関して記述がありましたので関連する事業をやっている事業者として言わせていただきます。私共の農協では村長が言うところの「太陽光等の再生可能エネルギーに取って代わられる」火力発電所の運転とプロパンガス事業を営んでいます。火力発電所では委託元の東電さんの利島発電所を維持するための様々な努力と苦労を目の当たりにしておりますし、プロパンガス事業も今の契約者数では利益が見込めるような事業ではありませんがインフラを担っていく気概を持って、民間事業者ですが事業維持の努力をしています。村長が再生可能エネルギーの計画を出してきたのは2017年4月に出した「自立・幸福アイランド計画」が最初だと思いますが、計画を聞いて一番影響を受ける事業者は農協であると思い、ちょうどプロパンガス庫の移設の際の援助を村からは財政難を理由に拒絶され自前で新設した後でしたので、そういう計画が進むのならいつ頃推進するのかを教えてくれと当初から関心を持って質問をしていました。しかし、最初から一貫して説明があいまいで本気で事業を推進する気があるのかすらわからず、防災対策なのか住民の利益向上なのか説明も二転三転し、そもそもメンテナンスを加味したうえで採算がとれるのか等々対話会や総合審議会や様々な場所で納得いく説明を求めてきました。しかし、村長の説明は具体性を欠き続け、前回の住民説明会でも誰もが納得できる計画は提示されず、何ら費用面での具体的なシュミレーションもないまま時間切れで終了と、住民の一人として何のための説明会だと非常に失望を覚えました。正直、私個人としては、今の村の財政難等の非常にのっぴきならない問題を真剣に考えるべきで、太陽光なんかは最優先課題ではありませんので、太陽光がやりたいんだったら採算が取れる事を証明した計画をきっちり提示して村民の理解を得てとっとと進めりゃいいだけの話だと思っています。ただ、一向に洗練されないあの計画では母島さんのような充実した補助を受けることはできないと思いますし、太陽光設置に関する国の補助等もピークアウトしている現状を考えると何のためにやるのか意義が分かりません。また、防災対策であれば港湾施設が破壊される程の災害で水道施設だけが生きているとは考えにくく、水やガス・電気を一定期間供給できるコンパクトな設備を避難所に作る方が現実的ですし、住民の生活向上(村営住宅に太陽光を設置し電気代を軽減する)を謳うなら高すぎる村営住宅の家賃をまずどうにかしたほうがよっぽど効果的です。
色々書いてしまいましたが、私は現政権の敵でも味方でもありません。が、どう考えても今真剣に議論すべきは財政難の解消や人口減少時代に突入する利島を今後どう生き残らせるかということではないかと思います。我々も利島の将来の為、自分たちの商売のフィールドで日々努力しています。議員の先生方も利島の将来はこのままで大丈夫かなという危機感を共有していただければと思います。
明日の議会も頑張ってください。

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