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2023.05.24 関東町村会トップセミナー

 今日は朝から島嶼会館にて「伊豆諸島・小笠原諸島 地域力創造対策協議会」の監査を実施しました。この協議会は、「愛らんどリーグ」や「アイランダー」等、国の地域力創造推進計画に基づく島嶼の事業を支援する組織です。私はこの協議会の監事を務めさせて頂いており、令和4年度の事業に関する監査をおこないました。

 午後からは、全国町村会館にて「令和5年度 関東町村会トップセミナー」に参加してきました。

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↑私は初めての参加でしたが、これだけの首長が集まるのは4年ぶりだそうです。

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↑東京都以外の関東町村長の方々と意見交換できる貴重な機会でした。

 講演の中では、利島村にも関連するであろう内容もありました。

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(備忘録)

「にぎやかな過疎をめざして」 明治大学 小田切 徳美 先生

●地域づくり=地域を作り直す(再生する)
 →利島での椿山にも通じる・・・➡先進的少数社会づくり
 「『山村とは、そもそも非常に少ない人数の人間が広大な空間の面倒をみている地域社会である』という発想を出発点に置き、より少ない数の人間が山村空間をどのように使えば、そこに次の世代にも支持される暮らしが生み出し得るのかを追求するしかない。これは、多数の論理の上に成り立っている都市社会とは別の仕組みを持つ、いわば先進的な少数社会をあらゆる機動力機動力を駆使してつくりあげる事に他ならない。」
 →利島の椿産業にも通じる部分が・・・

●地域づくりのポイント
 →人材育成⇒人材育成とは=住民に当事者意識を持ってもらう
 →多世代型交流=世代交代しやすい
 →ボス型=世代交代しづらい
 →外から来た人が、その地域の良いところを発信する(地元の人間ではなかなか気が付かない!)
 →結果よりもプロセスを重視
 →いきなりKPIを設定しても意味が無い(KPIを強要してしまう雰囲気になってしまいがち)

●にぎやかな過疎をつくるには
 →地域の祭りや運動会等のイベントに外からの人を積極的に関わってもらう事が重要
 →移住者・関係人口が地域づくりを刺激し、活動を活発化することが大事
 →人口よりも人材(面白い人、面白い場面をつくることが大事)
 →頑張っている地域との格差が出はじめている



「気象災害の恐ろしさと防災情報の使い方」 気象予報士 岡田 沙也加 先生

●自然災害の危険性
 ⇒世界で日本は4位/171ヶ国中
●自然災害の脆弱性
 ⇒世界では最下位(災害には強い)
●上記総合では
 ⇒世界で17位(先進国の中では微妙な位置)
 ⇒災害が起きやすいが、災害には比較的強い国
●過去の災害事例を通して、予報精度が上がってきた


 などの講演を拝聴しました。昨日の気象庁視察も含めて、自治体としての備えが重要だと改めて認識しました。
 明日もセミナーは続きますので、しっかりインプットして参りたいと思います!

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