2021.06.18 先日の島内視察の様子
- 2021/06/18
- 21:25
過日の報告です。6月14日に三宅正彦東京都議が来島された際、島内各所訪問を終えた後に昨年度に実施した事業施設の視察を実施したのでその様子を報告します。
まずはこちら。(仮称)利島テンポラリーハウス
地域交流会館裏側にコロナ対策の目的で国からの臨時交付金を充てて実施した一時隔離施設。
島民のみならず、来島者が感染疑い等の場合に一時的に隔離することを目的とした施設です。
内装はプレハブ事務所の様ですが、感染予防の為の施設ということもあり気密性は高い造りとなっています。
トイレ。
見辛いですが、シャワールーム。
簡単なキッチン・流し。感染症が落ち着いた際の利用方法も今後の課題になりそうです。
その後、一昨年度からの事業で昨年度完成した浄水場にある急速濾過施設へ。担当職員の方が詳しく説明してくれました。
かなりしっかりした建物で敷地も広め。
将来的には敷地の空きスペースに「脱塩設備」等を設置する計画だそうです。
こちらは内部のメイン設備である「急速濾過タンク」。今までは1日およそ100トンの水を精製していたところ、この設備更新に伴い1日におよそ80トンを精製できる設備が2基(最大で1日160トン以上)整備されているそうです。現状の利島村での消費量からみても十分安心できる規模だそうです。
隣は「水質試験」の為の部屋、ということですが現状では特に何も整備されている訳では無く、今後この部屋で水質試験が出来るようにしていくそうです。
さらに隣は電気室。こちらも空きスペースが多いようですが、これも将来的に追加されてくる設備に対応できるように設計されており、徐々に電気の制御盤などが追加されてくるようです。
さらに隣の非常発電機室。ここは停電時にも濾過作業が止まらない為の発電機を設置する為の部屋で壁には防音材が張りめぐらされていました。なお、非常用発電機は今年度事業で設置するようです。
施設の一番奥側(東側)。普段は立ち入り禁止です!!!
こちらは井戸増設予定地。現在使用している井戸が老朽化の為に使用継続が困難となっている為に、こちらも今年度事業で整備予定です。
こちらは現在使用している貯水池。最大でおよそ6000トン貯水できるようです。南ヶ山貯水池(6000トン)と合わせて最大12000トンが貯水できるようです。そして、この貯水池屋根に太陽光を布設し、脱塩や濾過の際に大きくかかる電気代(ランニングコスト)の低減に向けて検討しているとの事です。
このように住民の方が普段なかなか見えない所で行政は検討・事業実施をしています。今後も議員として出来る限り現地を視察して報告していきたいと思います!