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深夜になっても議会当日中に情報発信されることに頭が下がります
会期を延長し、本日は3月定例議会の5日目。週末を挟みましたが、執行部も議員も疲労の色が濃くなってきたようでした。先週の続きで平成31年度特別会計の補正からスタートしました。
それら補正予算は全て全員賛成で可決し、副村長・代表監査委員・固定資産評価審査委員の選任人事案件に進んでいきました。この人事案件の中で、代表監査委員の選任同意を求める議案を前に議事はストップ。新たな代表監査委員を選任するにあたって、前代表監査の辞職した理由について本人から説明する時間が設けられるという異様な雰囲気の中で議事は進行していきました。私はこの件に関して、共に監査を実施してきた立場でもあり、思う事は沢山ありましたが発言は控えました。また、この件に関してこのブログを通じて発信する事も控えます。ご理解ください。
その後、やっと令和2年度当初予算の審議に入りました。しかし、時刻は16時をこえ今日中の議決が難しくなってきました。議長より時間延長の提案がなされ、夜の0時まで時間を延長することになりました。各会計予算に関しては私はいつもの事ながら、事前に質問・確認事項を村執行部側に投げ掛けておきその説明に関して更に詳しく伺いたい部分に関して再度質疑させてもらいました。
一般会計予算において、平成31年度(今議会での補正額含め)予算が1,361,786千円に対して、令和2年度当初予算は1,447,000千円と約8.5千万円近く増額となっております。平年の当初予算に比べると昨年同様に比較的高い水準で計上されています。この最も大きな要因としては海底光ケーブル工事の障害により遅れていた「村内情報通信基盤網整備事業」(およそ3200万円)と、「防災行政無線更新事業」(およそ1億9700万円)があり、また引き続いての3年目になる浄水施設更新事業などが考えられます。ただし、それらに関しては色々な形で国や都からの補助金による手当てがあり、独自財源の乏しいこの小さな村がいろいろな部分で支えられているのだと数字の上でも改めて実感しました。また、先日の基金条例の中でも触れられていましたが、昨年度の台風被害に対する復旧工事が令和元年度中に実施出来なかった事業に関して、再度令和2年度事業として計上されていました。この議案の最後に、①コロナ対策による迅速な予算措置 ②昨年度も申し述べたように観光に対する予算アプローチの充実 の2点を私の討論としてお願いをしました。
特別会計に関しては、色々なシステムによる委託や保守・管理といった項目が多く目立ちました。中でも特に診療所特別会計の診察料事務に関するシステムに関して。いままで専門的な知識がある職員が居ないと支払い事務が出来なかった問題に対し、今後は新たなシステムを導入する事により手続き上の問題を解決していく事とし、新年度より徐々に実施していくとの説明でした。
また、合併浄化槽処理槽事業に関しては今年度より運用開始した「汚泥再生処理センター」の状況を引き続き令和2年度も見ながら、令和3年度の使用料見直しを検討していくとの事です。
日程の最後に議員提出議案として、「都立広尾病院の島しょ医療の基幹病院としての機能の充実を求める意見書」について、井口議員より提案説明がありました。12月議会の中で、笹岡議員より「都立広尾病院を含む、都立病院を地方独立行政法人とすることなく、東京都の直営病院として、都が責任をもって運営していくことを求める意見書」の提案がありましたが、その際に私はこの内容に関してエビデンスが不足している事や、事実誤認が多い事から反対の立場を表明し不採択となりました。
今回提出の意見書は客観的にも利島村の為になると判断し、また今後広尾病院が島しょ医療の基幹病院として重要であるという観点から同意することとし、賛成の討論を行いました。この意見書は賛成多数で可決されました。
そして、3月議会の全ての日程が終了しました。(23時45分!!!)議事終了後に3月31日をもって任期が終了し東京都庁に帰られる大黒副村長より退任の挨拶がありました。直接、住民の方々と接する機会はそれほど多くは無かったかとは思いますが、縁の下の力持ちとして利島村役場や利島を2年間に渡って支えて頂きました。改めて感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました!
※最後に大黒副村長と記念写真。自分はイケメンを際立たせる存在であるようです。
本日も議会とは直接関係ありませんが、昼休憩で家に帰ったら目の前から竜巻が迫ってきた様子の写真を子供達が撮っていました。さすがに恐怖を感じました。。。
被害は無かったと聞いていますが、さすがに目の前まで来たときは子供を車に乗せて避難しました。