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2020.03.11 3月定例議会 2日目

 本日は3月定例議会2日目。各議員からの一般質問より議事は進んでいきました。私の質問とそれに対する答弁のやり取り内容は以下の通りです。少し長くなりますので気になる部分だけでもチェックしてください。




 ①学校体育館空調設備に関して


 東京都の方では体育館施設への空調設備導入に関する補助を平成31年1月より設け、推進しているようである。猛暑による熱中症対策や、避難施設の機能としても必要であると考えるが利島村としての考えはどうか?


➡令和3年度、体育館に空調設備を設置すべく、令和2年度に設計を行う計画である。利島村の体育館はスポーツ施設というだけでなく、避難所や文化施設として機能する側面もあるのでより必要な設備であると考えている。

⇨新年度予算の中に設計費が計上されていたので前向きに検討されている事と感じた。ただし、設置後のランニングコストが気になるが検討状況は如何か?

➡これから設計の中で検討していく。

⇨これから検討していくのであれば、前田村長が以前から述べられている「太陽光電力」の活用を合わせて考えてみては?両事業の補助の面からも一石二鳥になるのでは?

➡太陽光設備を整備する上で、公共施設としても優先順位の高い施設にあたると思う。前向きに検討していきたい。




 ②オリンピック・パラリンピック関連に関して


 利島村としてはどのような事業をされているのか?令和の時代を生きる島の子供達にとって一生にあるか無いかの大変貴重な機会となる。その貴重な機会をより有効的に活用していく事が行政としても非常に大事になってくると思うが如何か?


➡(聖火リレー)

  ・東京2020オリンピック聖火リレーは本年7月16日に実施予定である。

  ・なかよし公園前をスタートし、学校校庭をゴールとしている。当日、子供達による太鼓やフラダンスなどミニセレブレーションを計画している。

 (レガシー)

  ・東京2020聖火リレー実施の事実が島民の心に刻まれ、後世に引き継がれる事を目的とし、銘板をレガシーとして学校に設置する。

 (パラリンピアン等との交流)

  ・昨年12月、社会体育で招いたパラリンピック車椅子テニスの中沢𠮷裕(なかざわよしひろ)監督、及び世界ランキング10位の選手 眞田卓(さなだたかし)さんを招聘し、オリンピック・パラリンピック教育の一環として交流授業を行った。

  ・ロードレース前には「頑張利島っ子 東京オリンピック・パラリンピック 聖火リレー完走プロジェクト」と称し、練習に励んだ。運動会の際には東京都主催で車椅子陸上競技のパラリンピアン永尾嘉章(ながおよしふみ)さんを招き、パラリンピック体験プログラム「No Limits Challenge」を実施した。

  ・来年度、小学4年生~中学3年生の児童生徒が8月28日にパラリンピック車椅子テニスの競技観戦をする予定である。また、オリンピック・パラリンピック開催時に中学生のの希望者がボランティア活動を行う計画もある。

  ・過去には、パラリンピアンで義足のハイジャンパー鈴木徹さん、オリンピアンで新体操の畠山愛理さんを招き交流した。

⇨島の子供達が色々な形でオリンピックに触れる貴重な機会となり、本当幸せな事だと思う。一方で、一般の島の方々にはまだまだ遠い存在のようでもある。もっと島全体で盛り上がっていくように導く方策を考えてみては?

➡パブリックビューイング等を考えている。

⇨オリンピック観戦で多くの外国人観光客が来島した際の対応(多言語案内板など)は?

➡現状の感染拡大の問題が落ち着くまでは積極的な受け入れは考えていないが、都港湾局の施設での多言語案内板の整備計画はある。

⇨現在の社会情勢では色々な事が難しくなってくることも予想されるが、受け入れ検討準備だけは進めて欲しい。



 

 ③光ケーブル事業に関して


 遅れていた光ケーブル引込工事が2月の上旬に完了して、3月末には供用開始が出来るようになったと伺っている。2月下旬には住民説明会も開催されたが、その際に住民からの色々な意見もあった。今後はそれらに対して行政としてどのように向き合っていくのかが大事になってくると思われる。また、他島では供用開始後の度重なるトラブルに悩まされていたと聞いている。供用開始が遅れた分、各島の色々な事例も参考にもなったと思うが利島村としての対応・対策はどの様に考えているのか?


➡東京都町村会を通じ、島しょ地域における高度情報通信ネットワークの安定運営について、今後 同様の通信障害が発生しない様、海底ケーブルの点検・保守の徹底を図ると共に、通信障害に備えループ回線の保持、障害発生時の対策、早期復旧に向けた取り組みが行われるよう 東京都・通信事業者及び関係機関による連携を強化されるように要望していく。

⇨各所へ障害が発生しない様に、また仮に障害が発生してしまった時の迅速な対応の要望は勿論大事であるが、それとは別に利島村独自でも色々な事に備えておく必要があると思う。特に光回線に切り替わっていくと色々なモノ・コトが便利に快適になってくる。と同時にソレに依存してくるという事にもなる。依存した状態で何かしらの障害が発生した時の影響の大きさを考えて備えておくことは他の島の事例からしても容易に想像がつく。ADSL回線の保持や戸籍情報等のバックアップをしておかなければならないのでは?

➡戸籍情報は庁舎内サーバーで管理しているが、それ以外のシステムでは都内のサーバーを利用しているものもあるので検討が必要。

⇨関連質問でIP告知端末の件、私個人の提案としては島内光回線契約世帯には端末を無償で貸与。住民説明会ではサーバー利用料(500円/月)の問題があったかと思いますが、半年から1年間は無料お試し期間としてそれ以降は継続利用希望者は月額使用料をお願いし不要な方は返却してもらう。というのはどうか?

➡今後検討。




 ④感染症対策に関して


 連日報道されている様に新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されているが利島村としても対応しなければならないphaseに差し掛かってきていると考える。どこかで厳しい判断をしなければならないと思うが、利島村としての検討状況は如何か?


➡現在までの感染拡大防止について、主な取り組みとしては以下の通り。

●手洗いうがい・咳エチケット等の注意喚起徹底、チラシ配布等により住民への周知、啓発

●役場をはじめ、島内各機関への衛生用品配置、公共施設の利用制限、イベント等の規模縮小や中止など

●今後の事態進行等を踏まえ、状況に応じ対策本部を設置し、感染拡大防止に向け関係機関等と連携し取り組んでいく。

⇨私もこの数か月間 島内各機関に聞き取り等をしてきましたが、直にでも対策本部を設置し情報収集につとめるべきであると考えるが如何か?

➡幹部会等で常に話しあわれている。あくまで状況をみながらの設置となる。

⇨あくまでも私の意見であり、批判もされるかもしれないが入島の制限に踏み切ってみては?小さな島だからこそ出来る思い切った事だと思うし、それにより安心して生活できる島民もいるし、子供達も学校に通えるようになると思う。東京都港湾局により、調布飛行場や竹芝桟橋でも検疫が始まったようであるが、利島でもそのような対応が出来るのかと疑問もある。貨物等は通常通りで人の流れを制限する事が一番であると考えるが如何か?

⇨個人の経済活動の問題もあり、村の方から制限をかけることは出来ない。

➡学校が休校措置となって約2週間になるが、不特定多数の都内の学校と同じような対応でなくても特定少数の利島村独自の対応はできないものか?

⇨2月28日の総理大臣からの要請に対して対応に苦慮したが、その時点では判断材料が無かった。その為全国の学校と同じような措置となった。ただし、子供達の様子を見ながら対応していく。具体的には月曜日に課題を出して金曜日にその課題を学校へ持っていくが、それ以外にも今週から週1~2回校庭で運動させる機会をつくる事も考えている。

➡このままの状態が長引くと、子供達がコロナウィルスに感染する前に体調を崩してしまう事も考えられる。社会情勢もあるが、何とか1日でも早く学校に行かせてあげられるようにして欲しい。

⇨現状では大きく好転する事は難しいとは思うが、新年度の事など3月24日を待って判断したい。

➡今年の6月には利島村で四島少年柔剣道利島大会が予定されている。私も大会責任者でもあるが、開催の有無などの判断基準を村側に設定して欲しい。

⇨状況により村側で判断するようにしていきたい。





 こんなようなやり取りでした。その後、条例議案の審議に入りましたが一つ目の審議で終了。今日もなかなか進みませんでした。明日は3日目ですが会期までに審議が終わるのか雲行きが怪しくなってきました。。。



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