2019.12.13 12月定例議会 2日目(最終日)
- 2019/12/13
- 22:43
本日は定例議会2日目で昨日の続きから審議はスタートしました。村職員の給与改定に伴う条例改正で、全国の自治体でもほぼ毎年のように改正されるものです。ある議員からの質疑で審議は度々ストップ。行政側の説明に苦慮する時間が長く続き、結局午前中いっぱいかかりました。質疑議員からは、「提案者である村側はもっとしっかり説明するべきだ!」との発言でしたが、私は「それならば事前に質疑事項を村側に伝えておいて、答弁(説明)内容を準備させるべきでは?」とも思いますが、とりあえずは無事に全員賛成で可決しました。
最終日の今日のうちに議案は終わるのか?と若干心配にもなりましたが、午後からは今年度の補正予算の審議へと進みました。その中で、生活に影響しそうな部分をピックアップします。
●平成31年度 利島村一般会計補正予算<第3号>
・光ケーブル事業が大きく遅れた事によるIP告知端末等の次年度への延期に伴う補正。
・生ごみ処理を実施する事に伴う補正。(来年2月辺りから試験導入予定。)
・教職員住宅整備に伴う測量業務実施する為の補正。(現教職員住宅の東側に建設予定。)
その他に・・・
・診療所会計の補正では診察室のベッドサイドモニターの更新に伴う補正。(現在の設備が故障中?)
などがありました。補正予算案件においても全員賛成で可決されました。
最後に今議会では議員提出議案が2本上程されました。
1つ目は「天皇陛下御即位を祝す賀詞決議」についてです。勿論私も含めて全議員の署名の元で採択されました。
2つ目に笹岡議員による「都立広尾病院を含む、都立病院を地方独立行政法人とすることなく、東京都の直営病院として、都が責任をもって運営していくことを求める意見書」についてです。
一週間前の議員協議会の中で笹岡議員のほうから、「議員全員の署名をもって提案したい」との提案がありましたが、私は少し『違和感』のようなものも感じたので「調べてからにさせて欲しい」という事で署名を断りました。私は事実関係を確認するために東京都の病院担当の方に連絡をし、意見書の内容を伝えました。
その結果、この内容(①~④)に事実誤認がある事がわかりました。先の都議会にて知事の方からは確かに「独立行政法人化」の方向性は示されたものの、それによって島しょ医療の質の低下や患者負担が増える事は全く無く、ベッド代等は現在も適正に徴収されていてる。公務員で無くなる事で労働条件が悪化したり、それによって医療の質が低下するなどはあるはずもない。東京都は100%出資する立場として島しょ医療に関わっていく事に変わりはない。広尾病院は現在建て替えの計画を策定中で、今月の島内広報の中にも折り込んでありましたが、今後具体的な設計の中で当然島しょ住民からの要望も聞きながら反映させていく・・・との事でした。
利島内でも「広尾病院独法化反対」の署名活動があったようですが(私は全く知りませんでしたが)、署名された方々の批判は覚悟の上でこの意見書に関して私は反対の立場を表明させて頂きました。
採決の結果、賛成:笹岡・宮本
反対:村山・井口・井上 で否決となりました。
色々なご意見はあるかとは思いますが、全て私の考えで判断しておりますのでご意見等ありましたら直接私の方までお伝えくださいませ。宜しくお願いします。
その後、午後4時前に終了しました。