2019.10.23 地方議員研修&議員パーティーに参加
- 2019/10/24
- 10:09
本日は朝から都内で開催された「財政の質問のポイント」と題された地方議員向けの研修会に参加してきました。財政の基礎的な内容でしたが、2期目の私にとっても大変勉強になりました。
講師には財政関係の部署を歴任された方で、行政側から見た議員に対する視点という事でかなり具体的な内容でした。
私も財政に関する勉強は続けていますが、やはり専門的で難しい部分もありますので基本的な部分から丁寧に説明して頂き解りやすい研修でした。
午前中は基礎的な内容で「予算の種類・内容」や「予算の原則」等の用語の説明からでしたが、改めて再認識する事が多くありました。その中でも、講師の経験に基づく助言がとても印象的でした。
●議員は議論が噛み合うようにもっと工夫すべき
●中途半端な追及は意図不明になる
●役所が仕事しやすくなる誘導質問効果
●数値・データを使い 答えやすい・答えざるを得ない質問を
●職員を味方に(提案型・攻撃型でも)
私も議会毎に実施していますが、担当職員からの情報収集や答弁調整は必須であるとの事でした。また、各指標を元にした類似団体との比較も効果的であるとの事でした。
↑財政の判断基準の1つである「実質公債費率」の一覧。この研修には全国から様々な所から参加されていました。これを見ると利島村の数値は「2.8%」と一番低くなっているので健全な財政であるようですが、小さな自治体である利島村で大きな事業があると数値はすぐに変動してしまいます。監査でも毎年数値を上げていますが、注目していくべき数値です。
午後からはより具体的な内容で「地方交付税制度」や「地方債」に関してのカラクリという事でした。特に地方債に関しては私の中で「地方債=借金」のイメージでしたが、説明の中では重要な財源の一つであり、「借金」はもちろん「将来に渡って住民負担公平の為の調整」という意味もあるというところが印象的でありました。今後の「広域化」の流れの中でも問題となりうるという事も認識させられました。
利島村も大きな事業が続いており、起債を起こす事が続いておりますので普段から注意してみていきたいと思います。
最後に議員に対して、予算化させ政策実現するためには・・・
●職員とのコミュニケーション
●日頃からの勉強
●信頼関係
●相手は行政のプロ
これらの事を意識して活動していく事が近道となるそうです。参考にさせてもらいます。
夕方からは東京プリンスホテルで開かれた 参議院 中川雅治 先生のパーティーに参加してきました。