2019.09.24 9月定例議会 1日目
- 2019/09/24
- 22:04
本日より9月定例議会が招集開会されました。冒頭に先日の台風15号による被害を受けられた方々と、復旧作業に携わって頂いた村民の皆様に対して前田村長の方からお見舞いとお礼・感謝が述べられました。
その後行政報告から議事は進みました。この行政報告の中でもやはり台風15号関連の行政としての対応が報告されました。(以下写真で・・・。)
その後、各議員からの一般質問に入りました。先般の議員協議会(議会運営委員会の要素も含む)で私の方から提案させてもらいました「行政の台風災害対応を鑑みても議会の短縮を図るべき」との申し合わせに伴い、各議員の裁量により一般質問の短縮が図れました。
先にも述べたように、私も一般質問を「防災」に関する内容のみに限らせてもらいました。そのやりとりの内容を報告しますが、今回の一般質問に於いては「質問」というよりも「提案」という部分に比重を置いた形になりました。
●防災に関して
地域防災計画の策定が進められているところであると思いますが、どの様になっているのか?(進捗状況)また、策定に先立ち「防災会議」も開かれているようですが、どの様な事が話し合われているのか。また、それらの内容の情報公開を進めていくべきと考えるが如何か?伺います。
➡地域防災計画の「修正」の検討がなされている中で、今回の変更点として「防災計画」及び「災害応急対策計画」において、人員・緊急物資等の輸送機能向上を図る為「大型ヘリの離発着が可能な緊急用場外離着陸場を拡充整備する」部分を加筆した。また、防災会議においては今年度実施予定(11月16日予定)の利島村防災訓練について、訓練目的・訓練想定・訓練項目・今後のスケジュールなどについて話し合われた。具体的な内容に関しては今後 広報等で周知を図っていく。
⇨今回の台風15号災害を教訓にして幾つかの提案
まず村長をはじめとした村行政職員の方々に対して、台風襲来以降 復旧作業等通常業務以外にも日々の尽力に関して感謝を申し述べました。
その上で幾つかの問題点も明らかになった災害でもありました。特に島内・外事業者や支援要請等のオペレーションに関しては問題がある部分も明らかになったようにも感じました。島内・外含めた「防災協定」の策定・見直しを含めて再考する機会だと思いました。また、毎年実施されている防災訓練の中にも今回の反省を踏まえて連絡・連携オペレーション訓練も取り入れていくべきと考えます。今回の災害を受けて住民の方々が各々にも認識を新たにした事と思うのでこの時期に住民に対する生の声を聞くアンケート等を実施する事も良いのでは?と思うので可能であれば防災訓練の際に実施してみては?更に襲来時や襲来後の停電環境の際の情報伝達方法(村内防災放送)等も検討を深めていかなければならないと感じました。その後の復旧作業中では、「自助」「共助」「公助」の島の小さなコミュニティならでわの良い部分もみられましたが、逆にその限界のようなものも感じられましたた。そのような状況も踏まえ、島内・島外のボランティア受け入れ態勢の検討を進めていく事も重要であると思いました。同時に今災害の詳細な状況把握も並行して進めていくべきと考えると同時に、色々な形で公表してい
くべきと考えます。
いずれにしても、地球環境の変化に伴う災害の肥大化・甚大化もあり、災害先進地でもある離島の本村において今回の台風は色々な事を考える機会であったと思います。なので、この機会に色々な事を想定しておく必要があると思いますし、その事が住民の暮らしの安心へと繋がると思いますので防災会議等の更なる充実を願います。
➡村役場としても人員的にもギリギリの状態であった。防災訓練・防災会議を含めて今回の経験を元に検討進めていく。
その後、条例案件に入りましたが主に国の税制改正に伴う村条例の改正という事でした。
明日も引き続き条例案件からの審議になりますが、平成30年度決算及び監査報告の案件は明日以降になりますので報告していきます。