2018.12.18 12月定例会 1日目
- 2018/12/18
- 22:21
本日より平成30年第4回12月定例議会が招集・開催されました。会期は本日18日(火)より20日(木)までの3日間とされました。
行政報告より議事が始まり、各担当課長、副村長より9月定例議会後の行政の動きに関しての報告がなされました。その後は各議員からの一般質問に入り私は3番目で質問しました。そのやり取りに関して以下報告致します。(少し長くなってすいません。。。)
●防災、また台風被害に関して
今年は台風被害の多い年でした。9月議会で台風12号の被害に関して質問させてもらいましたが、その後10月1日の台風24号の来襲では港湾施設で更なる被害を受ける事になりました。住民生活への影響が懸念されますが、そこで改めて伺います。
①先の台風12号被害の復旧状況は?
➡「利島港泊地の階段及び車路の手摺等の復旧工事は現在進めている。1月中には復旧する予定である。」と東京都大島支庁港湾課(以下、支庁港湾課)より報告があった。また、泊地東側の防波(消波ブロック等増設)については、「計画の構想はあるが、現時点において明確な回答が出来ない。」と支庁港湾課より報告があった。
⇨消波ブロックが消失した事により、泊地内の漁協事務所施設、生簀等が丸裸状態で同じ規模の台風が襲来した場合は大きな被害になる事が予想される。港湾整備の優先順位の問題はあるかもしれないが、早急な対応を要望をしていく事が必要であると思う。
②台風24号の港湾施設(西側桟橋)の被害状況、復旧スケジュールはどのようになっているのか?
➡「台風24号によりケーソン(9函)が、東側に最大で約4メートル滑動している。また、上部コンクリートやケーソン本体の一部破損、ケーソン中詰め材が一部流出し、水中部のブロックの飛散等が確認され、防波能力の著しい低下と岸壁の凹凸により船舶の接岸が困難な状況となっている。」と、支庁港湾課より報告があった。今後の復旧スケジュールに関しては、「1月下旬に災害査定が予定されており、国と調整し決める。緊急工事として護岸(防波)(西)復旧工事(西桟橋パラペット部分)を行っている。」と支庁港湾課より報告があった。また、船客待合所前のパラペット復旧については、「現在、復旧工事を進めており、早ければ1月中には完了する。」との支庁港湾課よりの報告があった。
⇨現実的にこれからの季節(西風の季節風)、大型船の就航に大きく影響される事が予想される。1日でも早い復旧を要望していくのは勿論、復旧スケジュールが解り次第早急に村民に伝えていくべきであると考える。また、よくテレビ等で「想定を超えた台風が・・・」等の表現があるが、港湾の長期計画に於いてはその想定そのものを見直すように求めていく事も必要であると考える。関連で、台風24号の被害により本桟橋の外灯が軒並み破損し現在も照明が無く早朝では危険な状態であるので早急に対応を求めていくべきと考える。
➡外灯に関しては早急に復旧工事を実施する旨の報告を受けている。
③島西側の光ケーブル引き込み部分も被害を受けたとの話を聞きますが、その状況はどのようになっているのか?
➡台風24号の影響により、光ファイバーの海底ケーブルがヘリポート下管路口から50m付近、水深約3~5mの3か所で破損した。破損状況は、光ファイバーケーブルを包み保護するポリウレタン保護管が砕け、大島ルート及び新島ルートの両方のケーブル損傷がある。今後の復旧見通しに関して都に確認したところ、今後ダイバーによる海中調査を実施し、復旧範囲、施工方法及び施工時期を検討する予定であり、ブロードバンドサービスの提供開始は、当初の平成30年度末から平成31年度となる見込み、との事である。
⇨工事の延伸という事だが、IP告知端末も同時に提供が遅れるという事なのか?
➡そうなる。
⇨台風からおよそ2カ月が過ぎ、村内の事業者では光回線の利活用予定していたかもしれず、経済活動においても深刻な問題であると認識している。早急に村民に知らせるべきで対応が遅いのではないか?
➡今後工法や復旧スケジュール等わかり次第村民に知らせていく。
④関連で今年度も実施された防災訓練のアンケート結果や総括等を伺う。
➡主な内容については、問3「避難前に防災無線の音は聞こえましたか?」では、71%が聞こえたと回答、問6「災害時の避難について日頃から家族と話し合っていますか?」では、54%が話し合っていないと回答、問7「土砂災害ハザードマップを見た事がありますか?」では、よく見ている・たまに見るとの回答が60%という結果であった。このアンケート結果を踏まえ、今後も常時 防災意識の普及に努めながら注意喚起を行い、先ずは住民の自助意識の向上を図りたい。また、大雨による土砂災害から被害を最小限に抑えるため、迅速な避難などの実践的訓練を継続実施していくことが重要であると考える。
⇨住民の中には防災意識の高い方もいらっしゃる。そいいった方に向けてもアンケート結果の周知、広報差し込み等を実施していくべきと考える。
●保育園に関して
次年度の保育園児受け入れに対して準備が進む時期ではありますが、新年度に向けて保育園の受け入れ態勢に関して伺います。
⑤給食や保育士雇用の問題があるかとは思いますが、新年度を前に受け入れられる態勢はどのようになっているのでしょうか?
➡これまで保育士確保に苦慮していたところだが、平成31年4月より新たに2名を採用し4名体制を確保する予定。また、給食調理員については、非常勤1名と臨時職員1名で対応しているが、臨時職員の登録者が減っている状況もあり、広報等で募集する等引き続き職員確保に努めていく。
⇨人事の問題でありあくまで採用予定な事でオフィシャルにし難い部分はあるが、それでもこういった状況の小さな島の中での問題であり、それを危惧する保護者の声も鑑みても新年度入園希望の保護者にはなるべく早くに伝えていく事が必要であると思う。また、給食調理員の問題は「学校給食調理員」「社会福祉協議会調理員」の人員不足の問題も毎年のように起きる。以前にも提案したが「給食センター方式」にして、職員の安定確保の面でも検討していく事が必要であると考える。
⑥先般保育園児保護者に配布された資料に関して、詳しい説明を求める。
➡次年度からの入園希望について、希望者全員を受け入れられるように職員体制の確保を図っていくが、今年度のように待機児童が発生した場合に対応する為、入園待機者に客観的な順位付けを行う為に「優先順位」の基準(ポイント制)を周知したところである。今回の周知に対して、その内容等について保護者の方に理解が得られるよう随時問い合わせ等に対応すると共に、説明不足があった旨について12月13日の臨時保護者会において、改めて保護者への説明を行った。
⇨私がこの資料を見る限り、全くもって保護者に対して配慮に欠ける内容であると感じた。突然このような文面の書類を配布するのではなく、事前に保護者に説明し理解を得ることが大事である。現在の保育園の状況をみると、多くの保護者は納得すると思う。とにかく丁寧な対応や説明が不足している。今後もコミュニケーションを図り、保育園の保護者が不安にならない様に対応していく事を求める。
4名の議員からの一般質問の後に議案審議に入りましたが、遅くなった平成29年度決算認定・監査報告のところで本日は定時となり、明日に持ち越しとなりました。引き続き明日も報告して参ります。宜しくお願い致します。