2018.11.07~08 東京諸島研究会 三宅会研修会
- 2018/11/09
- 21:16
11月7日~8日、三宅会の研修に参加してきました。
初日は臨港消防署に視察。2020東京オリンピックに向けてあちらこちらで工事がおこなわれているところ、この臨港消防署も仮設庁舎でもうすぐ完成との事。当日は署長をはじめ、署員の方々が丁寧に説明してくれました。
自慢の消防艇に乗船。
いつもと違った角度からの風景でした。これらの船は主に東京港内での災害に出動するそうですが、大きな船「みやこどり(195t)」「おおえど(198t)」は新島位までは遠出できるそうです。
署員の方の説明では、船長・船員の育成が課題とのお話でした。
その後はこの研修ではメインの視察でもある、世田谷区にある「都立光明学園」に伺いました。
ここは、都立の小・中・高特別支援学校であり、寄宿舎も完備されています。利島では特別支援学級が無い事もあり、私もとても勉強になりました。都内には数か所特別支援学校があるそうですが、この学校は主に「肢体不自由」と「病弱」の方が入学するそうです。その中で、島嶼の学生も受け入れているそうで、当日は小笠原からの児童の保護者の方から直接お話を伺う機会がありました。保護者の方からは、入学に至った経緯や要望も伺いました。要望では、小笠原からという事もあり交通費の負担軽減や島での専門的な教員・指導員の配置、島に帰ってからの環境整備など、説実なお話を聞きました。私は、このような施設がある事を知らなかったという事もそうですが、校長先生には機会があれば利島に来て頂き、直接お話を聞きたいとお願いもしました。
寄宿舎も視察。
島嶼部からは現在、小笠原と大島からの方が入っているようです。
障害の程度によって、職員の方が24時間対応しているそうです。
寄宿舎には毎日、医師の方も健康状態のチェックに来てくれるそうです。
その後は茨城県のつくば市まで移動し宿泊。
2日目はつくば市の「国立研究開発法人土木研究所」と「食と農の科学館」の視察に。
私は「つくば市」が初めて訪れる場所でしたが、この他にも色々な研究施設があり、未来的な都市だと感じました。
土木研究所では、広大な敷地に数々の分野の研究がされてい模様の説明を受けました。
これは道路舗装の研究。島では主にコンクリート舗装なのですが、アスファルト舗装・コンクリート舗装の利点・欠点を含めて新たな舗装を開発しているとの事です。
こちらはダムなどの治水事業の研究施設。以前視察に行った八ッ場ダムの研究実験もここでされていたそうです。
こちらでは農作に関する研究の説明がありました。
ここでも職員の方の丁寧な説明がありました。
今回も色々な視察をしましたが、どれも自分にとって勉強になることばかりでした。これを島にどう生かすかはまだ分かりませんが、無駄にはしないようにしたます!!