2018.10.27~28 第24回東京都島嶼PTA連絡協議会合同研修会
- 2018/10/29
- 22:48
過日ですが先日10月27日(土曜日)~28日(日曜日)にかけて、2年に一度開催される島嶼PTA連絡協議会合同研修会(新島・式根島大会)に参加してきました。議会活動とは直接は関係ないのかも知れませんが、間接的には関わってくる事と思い、また多くの方に知ってもらいたいとの思いでここで報告します。(たぶん長くなりますので、写真だけでも見て下さい!)
私は利島小中学校PTA副会長として一昨年の三宅島大会以来2回目の参加でした。前日まで海況予報が良くありませんでしたが、最悪の場合はチャーター漁船で帰るという覚悟で下りの大型客船にて新島に向かいました。
到着してからは雨にも関わらず、多くの新島PTAの方々がお迎えに来て頂き、車にて講演会の会場となる新島高校体育館に移動しました。来賓の方々の挨拶(↑写真は挨拶されている三宅正彦都議)から 池間哲郎 氏 の講演が始まりました。
この講演は、私が今まで聞いた講演会の中で一番と思える位の内容でした。大雑把に私のメモった内容です・・・・
池間氏は、沖縄生まれで会社経営をしつつ多くの海外ボランティアをしているそうで、特に東南アジア諸国を中心に貧しいと言われる国に行かれているそうです。その中で、多くの国々は日本に対して感謝・尊敬している、いわゆる「親日」だそうです。ところが、現在の日本では歴史教育やマスコミなど「日本は海外から嫌われている」と伝え、自虐史観が蔓延している。結果、国民が日本という国を「誇り」に思わなくなってきている。(占領時代のWIGPの影響だそうです。)自国を愛せなければ他国を愛せない。危機的な時代である。東南アジア諸国を廻っていると、満足な生活や教育を受けられない子供達と接していて つくづく日本は恵まれている国であると感じたそうです。
あるアンケートで、Q:教師の事を尊敬していますか?の問いに対して、アメリカや中国などは約80%が尊敬していると答えたのに対して、日本では約21%。また、Q:両親を尊敬していますか?の問いに対して、世界では約90%なのに対して日本では25%との結果が出ているそうです。この結果は教師よりも教育を受ける側・家庭に問題があると池間氏は述べています。
もっと感謝する事が必要で、その為には子供に家の手伝・家の仕事をさせるべき。それが教育。貧しい国ではそれが普通で、小さい時から親の手伝いをするのが当たり前。昔の日本ではそうであったが、それが現代では無くなりつつある。過保護は暴力よりも不幸である。親は子供に対してもっと厳しく接するべきで、そこから感謝が生まれてくるはず。感謝は頂かない。知る・分ける・尊敬する。自分自身が一生懸命に生きる事が最も大切。
少し偏った思想にも聞こえますが、私にはとても腑に落ちた内容が多くありました。自分自身も、自分の家族も、地域活動で島の子供達と接する時も考えるキッカケになりました。
講演会終了後にこれまたすぐにチャーター船「にしき」にて式根島に移動しました。
昼食後は、式根島PTAの方々を中心にワークショップがはじまり、各テーマで大島・利島・神津島・三宅島・八丈島・青ヶ島のメンバーで意見交換をしました。
時間一杯まで話しましたが、足らないぐらいでした。その後は、式根島が誇る観光案内人の田村氏に式根島の各所を丁寧に案内して頂きました。
田村氏の止まる事の無い話と、その知識の多さに感動。
式根島での日程を終えて再び新島に戻ります。
式根島の方々のお見送り。ありがとうございました♪♪♪
夜は、各島PTAとの懇親会。これまた新島が誇るモヤイ像作者のお孫様である植松氏が登壇して、その意味や歴史を語ってくれました。モヤイ➩助け合い・・・。各島々が助け合う。なんだかいい話を聞けました。
翌日は昼の船で帰るまでの間、新島島内視察で地質学者の方が新島の成り立ちという視点で案内してくれました。
帰りの船ではこれまた多くの新島の方々がお見送りに来てくれました。
毎度、この研修会に参加させてもらって思う事は 受入れ島のPTAを中心とした方々や教職員の方々、新島・式根島の関係者の方々はもちろん、自分自身にとっても色々な島の方々と交流が出来た事に感謝申し上げます。ありがとうございました。次回は再来年に「神津島大会」です♪